「電話機、もうスマホだけでいいじゃん」
と言われたのがきっかけで、私たちはクラウドPBXの導入を決めました。実際に使ってみてわかったのは、
“便利さ”の裏にある、“不便さ”でした。
不満その1:通話品質が不安定すぎた
クラウドPBXは、インターネットを通じて通話をやり取りします。
そのため、通信環境や時間帯によって通話が途切れる・相手の声が遅れて聞こえるなどの問題が日常茶飯事に。
特に営業やサポート業務では、たった一言聞き取れないだけで信頼を失う場面も。
不満その2:スマホ内線が現場と合わなかった
テレワーク時代に合わせて導入したスマホ内線。
確かに便利でしたが、実際にはバッテリー切れや着信音の聞き逃し、業務アプリとの干渉など、現場ではむしろストレスに。
しかも、電話応対に慣れていないスタッフには操作が複雑でした。
不満その3:結局、コストが高くついた
クラウドPBXは初期費用が安いぶん、毎月の利用料が想定以上に膨らみました。
端末ごとのアカウント課金、オプション追加、サポート費用……
気がつけば、以前のオンプレミス時代よりコストが増加していたのです。
そしてオンプレミスIPビジネスフォンに戻った
そんな私たちが選んだのは、オンプレミス型のIPビジネスフォンでした。
- 社内LANで安定した通話ができる
- 既存LAN配線をそのまま使えるから工事不要
- 内線番号も物理端末も自由に設計できる
- <月額コストは最小限、長期的にお得
「重い設備投資をした」というより、業務に合った“インフラを再構築した”という感覚に近いです。
クラウドもいい。でもオンプレミスという選択肢もある。
クラウドPBXは悪いわけではありません。
ただ、どんな働き方にもマッチする万能ツールではないということ。
もし今、クラウドPBXにモヤモヤを感じているなら、
いま一度「オンプレミスという選択肢」も検討してみてはいかがでしょうか?